こんにちは、スペースシステムズです。
海岸地域では塩分を含む風が吹き、海水に含まれる塩分が風に乗って建物などに付着することで「塩害」がおこります。とくに金属製の手すりやフェンス、素材によっては屋根や外壁材などが錆びやすくなり、美観の低下にもつながります。塩害が気になる地域にお住まいの方にとって、外壁の塗装やメンテナンスは建物を守るために欠かせない作業です。
今回は塩害から家を守るための外壁塗装とメンテナンスのポイントについて解説いたします。
塩害から家を守る外壁塗装とメンテナンスのポイント
塩害対策には塗料選びが重要
外壁を守るためには、塩害に強い塗料を選ぶことが非常に重要です。耐塩性に優れた塗料として、フッ素樹脂塗料やシリコン樹脂塗料があり、これらの塗料は紫外線や酸性雨にも強く長期間にわたって外壁を保護してくれます。
とくに金属部分には、防錆効果のある塗料を使用すれば、錆の発生を抑えられます。
塗装前には下地処理を
塗装を行う前に、下地処理をしっかり行うことが重要です。錆やひび割れがある場合はよく取り除き補修してから塗装することで、塗料の効果を最大限に発揮できます。
とくに鉄部材の錆は、放置するとどんどん進行してしまうため、サンドペーパーやワイヤーブラシでしっかり除去した後、防錆剤を塗ることが重要です。
外壁塗装の工程と注意点
塗装は、下塗り→中塗り→上塗りの3つの工程に分けて行われます。
とくに下塗りは、塗料が外壁にしっかりと密着するために必要な工程です。塩害地域では、塩分が外壁に浸透しやすいため、下塗りを丁寧に行うことが、塗装の耐久性を高めるポイントとなります。
中塗りと上塗りでは、耐候性の高い塗料を使用することで、長期間にわたって外壁を美しく保てます。
外壁のメンテナンスで建物の耐久性を維持
塩害地域では、外壁塗装をした後も定期的なメンテナンスが欠かせません。外壁に塩分が蓄積すると塗膜が劣化し、剥がれやひび割れが発生することもあります。これを防ぐために、定期的に外壁を洗浄して塩分を取り除くことが有効です。
早めにメンテナンスの計画を立てる
塗装の剥がれや錆が見つかった場合は、早めに補修を行うことで建物の耐久性を維持できます。内陸部よりも早めのメンテナンスの設定がオススメです。メンテナンスを怠ると、後々修復に大きな費用がかかることもあるので、注意が必要です。
塩害に強い外壁材を選ぶ
あらかじめ塩害に考慮した外壁材を選ぶと、家の寿命を伸ばすことにつながります。
タイル
焼き物であるため塩分による腐食に強い特徴があり、 塩害や紫外線にも高い耐久性を持っています。モルタル
表面に防水性の高い塗装を施すことで、塩害に対する耐久性が高まります。
塩害から建物を守るためのメンテナンス
塩害地域での外壁塗装とメンテナンスは、建物の寿命を延ばし、快適な住環境を維持するために非常に重要です。適切な塗料を選び、下地処理をしっかり行い、定期的にメンテナンスをすることで塩害の影響を最小限に抑えられます。
これから塩害対策を考えている方や、すでに塩害が気になっている方は、ぜひこの機会に外壁塗装とメンテナンスを見直してみてはいかがでしょうか。
外壁塗装についてご不明な点等ございましたら、スペースシステムズにお気軽にお問い合わせください。