外壁の目地や補修にも!シーリング材の役割と種類

シーリングとは?
  サイディングの目地として使用する
  建材を固定する接着剤として使用する
  雨漏りの応急処置に使用する
シーリング材の種類
  シリコン
  変形シリコン
  ウレタン

  アクリル
シーリングは10年を目安にメンテナンスを

 


こんにちは!スペースシステムズです!
シーリング材という材料を使って外壁を施工することがありますが、シーリング材にはいくつかの種類があり施工内容によって適したものを選んで使います。
今回はそんなシーリング材の役割と種類についてご紹介します!

 

シーリングとは?

シーリング材は屋根や外壁の補修に使われます。コーキング、シリコーンなどとも呼ばれ、建築に欠かせないものとなっています。
リフォームで使われる際の用途は大きく3種類です。

サイディングの目地として使用する

サイディングボード自体は薄くて堅いため、地震の揺れや気温変化の膨張によってひび割れを起こしてしまうことがあります。それを防ぐため、目地と呼ばれるボードとボードの隙間にシーリング材を充填することで、壁にかかる負担を軽減することができます。

建材を固定する接着剤として使用する

シーリングは建材同士を固定する接着剤としても使用することができます。
例えば屋根工事では屋根の板金を固定するのに釘を使いますが、釘を打ち込んだ部分にシーリング材を打つと飛散防止になります。また、屋根瓦を補修する際にも接着剤として利用する工法があります。

雨漏りの応急処置に使用する

劣化により雨漏りが起きてしまった箇所をシーリング材で埋めることで応急処置が可能です。雨漏りの原因としては金属屋根の穴、屋根や外壁のひび割れ、シーリングの破損などがありますが、小さな破損でも雨漏りに繋がってしまうと家全体が傷む原因になります。

 

シーリング材の種類

シーリング材にはさまざまな種類があります。それぞれの特徴を見て適したものを選びましょう。

シリコン

シリコン系のシーリング材は耐候性や耐水性などに優れているだけでなく、価格も比較的安いことからコストパフォーマンスがよい建材です。一般的なホームセンターでも売られているので、自分で施工をしたいという方が補修で使うこともあります。
主にガラスまわりの目地や水周りに使われ、外壁ではめったに使用されません。

変形シリコン

変形シリコンは先ほど説明したシリコンとは別物です。
サイディングの目地に使われているシーリング材はほとんどこの変形シリコンで、内装や外装の目地、サッシ廻り、コンクリートの目地、タイルの目地、クラックなどにも使われています。シーリングの中でも最も無難なものと言えるかもしれません。

ウレタン

ウレタン系のシーリング材はコンクリートのひび割れ補修やサイディングの目地に使用されています。耐久性と気密性が高く、硬化すると弾力も持ちます。シーリング材の上から塗装することが決まっているのであれば、ウレタンが選択されることが多いです。
しかし、紫外線に弱かったり耐候性が低いというデメリットもあるため、屋外で使用する際は特殊な保護が必要になります。

アクリル

アクリル系のシーリングは水性で作業しやすい特徴があります。硬化すると弾性体になり、湿った場所にも施工可能です。上から塗料を塗ることも出来ます。
価格は比較的安価ですが、耐候性や耐久性が低く肉痩せが起こる可能性があるというデメリットがあります。

 

シーリングは10年を目安にメンテナンスを

シーリング材は外壁にかかる負担を和らげてくれる分傷みやすく、10年に1度を目安にメンテナンスが必要です。外壁の点検と一緒にシーリングの状態もチェックし、不安があれば早めに業者に相談するようにしてくださいね!